観光省と世界自然保護基金がグリーンツーリズム推進で提携

観光省(MoT)と世界自然保護基金(WWF)は、自然資源の保護を優先しつつ、再生可能エネルギーの利用を促進することで、同国を世界トップクラスの観光地にすることを目的とした「グリーン・ツーリズム」を推進するために提携した。

このたび、ソク・ソーケン観光大臣がWWFのグローバル・ネットワーク開発責任者であるベラ・ロッシャー氏とグローバル・エネルギー効率化責任者のリチャード・スコトニー氏の表敬訪問を受け、プノンペンで開催された持続可能な観光開発、回復力、自然保護の機会について話し合った。

会議の中で、ソーケン氏は、再生可能エネルギーの利用を促進しながら、エコツーリズムの推進を通じてエネルギーの使用を削減するだけでなく、天然資源の保護を優先した持続可能な観光とグリーンツーリズムの開発に焦点を当てることにより、カンボジアを世界的に質の高い観光地にするという政府のビジョンを発表した。

このビジョンを達成するためには、すべてのステークホルダーの関与が必要であり、それは制度と民間のパートナーシップのメカニズムのもとで、また最近王室政府によって承認されたカンボジア観光マーケティング・プロモーション委員会との協力のもとで可能になると述べた。

ベラ氏は、クラティ、ストゥントレン、モンドルキリの3州を含むメコン上流地域のエコツーリズムと観光コミュニティの促進を支援するため、スイス開発庁の資金援助を受けて2022年に開始されたプロジェクト「環境と気候にやさしい観光の復興」を通じたWWFの貢献について説明した。

WWFは、メコンカンボジア全土のホテルやレストランを対象に、10件以上のフィージビリティ・スタディ(実現可能性調査)を実施してきました。

また、12以上のホスピタリティ企業が、請求書と二酸化炭素排出量を削減するために、カンボジア・エネルギー効率コンペティションに参加しています。

WWFは、メコン氾濫林のいくつかの地域密着型エコツーリズムサイトに太陽光発電を設置した。エコツーリズムは、野生生物の保護だけでなく、地域社会に収益をもたらす方法である。