ダイキンがカンボジアに販売会社を設立

ダイキン工業は、成長するカンボジアの空調市場をサポートするため、ダイキンエアコンディショニングカンボジア社を設立した。

プノンペンを拠点に、1月から営業を開始する予定。

同社は2019年からダイキンマレーシアの支店を通じてカンボジアに駐在している。

ダイキンはカンボジアに販売会社を設立し、販売網やアフターサービス体制を強化するほか、エアコンの設置やサービスに必要なスキルを身につけたサービスエンジニアを育成するための研修施設も設置する。

人口が増加するアジアは、熱帯気候が多く、空調に対するニーズが高い成長市場であるとダイキンは見ている。インドシナ半島南部を縦断する南部経済回廊の要衝に位置するカンボジアは、2024年のGDP成長率が6%と、アジアで最も高い成長が見込まれている。

また、カンボジアの平均年齢は20代半ばと若い。2021年には、国内外の投資を誘致するための新しい投資法が制定された。リゾートを含む不動産開発や自動車関連企業の進出が見込まれ、今後さらなる経済発展が期待される。

カンボジアのHVAC市場、特に業務用空調市場は、プノンペン地域のショッピングセンター、ホテル、工場への投資増加により、現在拡大している。HVAC市場全体では、今後5年間で年間10%の成長が見込まれており、カンボジアは、今後の人口増加により住宅用需要の増加も見込まれる有望な市場と言えそうだ。

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