カンボジアは、国内で初めて組み立てられた電気自動車(EV)の納車に成功し、産業発展の重要な節目を迎えたと、スン・チャンソル副首相が金曜日に発表した。
中国のBYDグループの幹部との高官会談を受け、政府は、同社の新しい国内組立工場から初めての車両が顧客に届けられたことを確認した。この動きは、輸入車への依存から脱却し、持続可能な国内製造基盤の構築へと向かうカンボジアの戦略的な転換を示している。
会議はBYDのアジア太平洋自動車販売部門ゼネラルマネージャー、劉学亮(リュウ・シュエリャン)氏が主導し、国内需要の急増に対応するための生産能力拡大が議題となった。BYDは、プノンペンに国内最大規模となる旗艦「カーセンター」を開設する計画も明らかにした。
スン・チャンソル副首相兼カンボジア開発評議会(CDC)第一副会長は、「CDCは事業運営が円滑に進むよう、必要な支援をすべて提供する準備がある」と述べ、組立工場を「国内産業セクターにおける新たな誇りの源」と位置付けた。
また、会議では、公共交通プロジェクトを含む幅広いEVソリューションの導入可能性も検討された。BYDの幹部は、カンボジアの投資ポテンシャルをグローバルネットワークに積極的に紹介しており、EV部品サプライチェーンへの二次的な投資誘致も期待されるとしている。
カンボジア王国政府は、プロジェクトの成功を確実にするため規制面での支援を約束しており、政治の安定性と投資に適した環境を主要な誘因として強調した。このパートナーシップは、製造業の近代化と、グリーン技術を導入した二酸化炭素排出削減という国内戦略にも沿ったものである。