カンボジアの教育代表団は、中国・江蘇省南通市を訪問し、高等教育および技術発展に関する視察調査を行った。視察は12月8日から11日まで実施され、教育・青年・スポーツ省(MoEYS)の国務次官補であるコルペン・ヴァッダナ氏が団長を務め、公立・私立の高等教育機関の代表者らが同行した。
教育・青年・スポーツ省が土曜日にソーシャルメディアで発表した声明によると、今回の訪問は、中国における高等教育と技術分野の先進的な経験を学ぶとともに、カンボジアと中国の教育協力を強化することを目的としている。
視察期間中、コルペン・ヴァッダナ国務次官補および代表団は、南通市教育局の幹部や、南通大学、南通職業大学、江蘇海運工学技術学院など、複数の著名な高等教育機関の運営陣から温かい歓迎を受けた。代表団は、各教育機関のインフラ、教育制度の運営、学術カリキュラムなどを現地で視察した。
南通市教育局および大学関係者との会合では、中国の技術教育モデルに焦点を当て、その構造や運用メカニズム、さらにはカンボジアの教育分野改革への応用可能性について意見交換が行われた。
会合でコルペン・ヴァッダナ氏は、今回の視察を企画した中国政府および関係機関に深い謝意を表明し、特に教育分野における技術活用に関する貴重な知見と経験を得ることができたと述べた。これらは、カンボジアの教育の質向上に向けた取り組みを後押しするものになると強調した。
また、中国政府がカンボジアの学生に対し、中国での進学機会を提供していることにも感謝の意を示し、南通市とカンボジア王国との教育協力が今後さらに強化されることへの期待を表明した。