先週カリフォルニア州ロングビーチで開催された米国・カンボジアビジネスマッチング・サミット2024は、両国の経済関係強化に大きく貢献した。
カンボジア商工会議所(CCC)の代表団とカリフォルニア州の米国政府関係者が参加したこのイベントは、食品・農産物分野における貿易・投資機会の育成、特に米国市場におけるカンボジア食品の販売促進に焦点を当てた。
輸出入、流通、スーパーマーケット業務に携わる50社以上のカンボジア企業と米国企業がフォーラムに参加した。
このサミットでは、カンボジアが高品質な食品や農産物の供給源として、その潜在力を高めていることが強調された。
代表団を率いたCCCのタン・モニバン副会長は、このイベントはカンボジア企業が自社製品を紹介し、米国の流通業者や小売業者とのパートナーシップの可能性を探るためのプラットフォームを提供したと述べた。
「このフォーラムは、両国の経済関係の強化に大きく貢献した」とモニバン副会長は述べた。
このサミットは、両国間の貿易と投資の拡大を通じて、著しい経済成長と発展の可能性を示した」と付け加えた。
CCC代表団はまた、カンボジアの急速な発展と世界経済社会への統合についてアメリカのビジネスマンに説明した。
彼らはアメリカの投資家に対し、カンボジアのビジネスパートナーを探し、カンボジアへの直接投資の可能性を探るよう奨励した。
サミットに参加したカンボジア企業は、精米、胡椒、カシューナッツ、フルーツジャム、生姜、サツマイモ、干物、魚醤、塩などの製品も展示した。
また、CCC代表団は地元のスーパーマーケットを訪問し、様々な製品に対する需要を把握した。
アメリカは今年もカンボジア製品の最大の輸出先である。カンボジアの対米輸出額は、今年の最初の8ヶ月間で67億ドルに達し、2023年の同時期の61億ドルから10.4%増加したことが、商務省の報告書で明らかになった。
カンボジアの主な対米輸出品目は、アパレル、服飾雑貨、皮革、旅行用品、ハンドバッグ、電気機械器具、履物であり、米国からの輸入品目は、自動車、機械器具、医療器具、医薬品である。
政府と民間部門が協力して、農産物などの対米輸出を促進し、農業部門への米国からの投資を誘致している。