カンボジア、最高僧の葬儀に立ち会う

カンボジアの人々は、テップ・ボン大僧正の死去のために執り行われた最もハイレベルな王室葬儀のひとつを目撃しており、6月3日の遺体の火葬の盛大な行事で幕を閉じる予定である。

カンボジアの93歳の大僧正の遺体は、2月26日の逝去以来、100日間の供養のためにプノンペンのウナロム・パゴダに安置されている。

尊敬する僧侶であるサムデク・プレア・モハ・アレイ・ヴォン・ヨーン・セン・ヤートによると、カンボジアでは1969年に、同国で最も著名で記憶に残る仏教の長老であるサムデク・プレア・モハ・ソメテアティパディ・チュオン・ナートが亡くなった際にも、同様のレベルの王室葬が執り行われたという。

その後、カンボジアのもう一人の大僧正サムデク・プレア・モーハ・ソメテア・ディパティ・フオット・タットはクメール・ルージュの暗黒時代に亡くなったため、適切な葬儀は行われなかった。

テプ・ヴォン大総主教の葬儀は、主に2つの段階で行われた。

ひとつは7日の法要で、カンボジアのトップリーダーや著名なゲストが参列し、最高僧に最後の敬意を表した。

第二段階は、100日目まで遺体を保管し、仏教の信者やカンボジア人が僧侶長に最後の別れを告げることである。

盛大な葬儀の指揮を執ることになった国内・国際祭典組織委員会のチン・ケタナ事務局長は、6月にプノンペンで遺体を火葬する前に、5キロの葬列を行うと述べた。
行列はワット・ボトゥム・ヴァッテイ・リーチヴァラム前のプレア・メル(火葬場)地区で火葬の儀式のために停車する予定である。

カンボジア国王のプレア・バト・サムデク・プレア・ボロムネース・ノロドム・シハモニ陛下が火葬の点火を公式に行う。