水曜日のアジア株は、ウォール街の上昇に追随する形でほぼ全面高となったが、東京のベンチマークは小幅に下落した。
米国の先物価格と原油価格はほとんど変化しなかった。
中国の規制当局が市場を強化する政策を発表したことで、上海と小規模市場の深センで株価が上昇した。
火曜日に発表された、国営投資ファンドが上場投資信託の買い入れを強化するという発表による上昇の勢いは弱まったようだ。中国の習近平国家主席が当局者と会談し、市場について話し合うという報道は未確認のままだった。
こうした動きにより、火曜日には香港を含む中国株が急伸した。水曜日の午後には、香港のハンセンは0.3%安の16,096.10、上海総合指数は1.4%高の2,829.70となった。
上海総合指数は1.4%上昇の2,829.70だった。中国南部の深セン市場で取引される小型株の大半は1.4%上昇し、変動率の高い「雪だるま式デリバティブ」を追跡する指数であるCSI1000は4.2%上昇した。
アジアでは、東京の日経平均株価は0.1%下落し、36,119.92で終えた。トヨタ自動車を含む好調な決算を発表した企業は4%上昇した。
オーストラリアのS&P/ASX200は0.5%上昇の7,615.80。韓国のコスピは1.4%上昇の2,611.02。
ウォール街は静かな火曜日を過ごし、債券市場の急激な変動が落ち着いたことから上昇に転じた。
S&P500種株価指数は0.2%上昇の4,954.23と、先週末につけた史上最高値にほぼ戻った。
ダウ平均は0.4%上昇し38,521.36ドル、ナスダック総合株価指数は0.1%上昇し15,609.00ドルとなった。
米連邦準備制度理事会がトレーダーが期待していたほど早く利下げに踏み切る可能性は低いとの見方が相次ぎ、株価はこのところ圧力を受けている。米連邦準備制度理事会が景気とインフレを減速させるために金利を引き上げたにもかかわらず、経済は極めて堅調に推移している。そのため、最初の利下げは3月から夏になるとの予測もある。
短期的な金利緩和が株価を押し上げないとしても、企業の好調な利益が株価を押し上げるだろう。